ふるさと文化の散歩道 駿河台コース

ふるさと文化の散歩道 駿河台コース

全体マップ

大きい地図(1280×720)

駅ハイで昌平橋通りがかったときに見つけたマップからこのコースを歩くことにした。
ふるさと文化の散歩道は千代田区が整備したコースで、全3コース全てが九段下スタートとなる。
港区ベイエリア 安心お散歩に続いて、Webの情報が少ないコースを歩きます。
パネルの位置は千代田区立日比谷図書文化館のWebで見つかった。平成2年3月設置とあるので、コース制定は1990年ということになる。25年以上も前か。。。

スタート地点


九段下駅そばの千代田区立九段下生涯学習館前にコースマップが設置されている。全3コースのすべての起点になっている。

駿河台コースマップ


大きい地図(1280×720)
今回は駿河台コースを歩く。

神田古書店街


左の車に分身の術が発動した。

中間地点パネル お茶の水小学校前


中間地点パネルその1。ぼかしを入れた人たちは小学校沿いに伸びるうどん屋の行列。

吾輩は猫であるの碑


お茶の水小学校前に設置されている石碑。夏目漱石が統廃合前身の錦華小学校の卒業生であることから。

錦華公園


きんか公園。

男坂


コースから離れるが、男坂を下りてカトリック神田教会を見に行く。女坂に対して男坂と名付けられた。2つある坂で、急な方を男坂、緩やかな方を女坂と名付ける区別の仕方があるそうだ。坂自体は大正十三年(1924)に政府の区画整理委員会の決定により作られた。

東京音楽大学発祥の地


明治四十年五月一日、東洋音楽学校(現東京音楽大学)がこの地に設立された。

カトリック神田教会


国の登録有形文化財。

女坂


男坂と同じく大正十三年(1924)の区画整理委員会の決定により作られた。一直線の男坂に対して、中ほどに一休みできる平らな場所があることから女坂と名付けられた。

中間地点パネル 皀角坂(さいかちざか)


女坂登ったところから神田川沿いに出で十メートル位進んだところ。

太田姫稲荷神社


縁起は承和6(839)年にさかのぼる。詩人小野篁が乗船中に荒れた海を鎮めるのに祈っていたところ、白髪の老翁の姿をした太田姫の命が現れて、海から守ってやるが、疱瘡が危ないので自分の像を祀れば病からも守られると言ったので、像を彫って京都、一口の里に神社を作った。江戸城を築いた太田道灌が娘の疱瘡平癒をこの神社に祈願すると治ったことから城内に神社を建立、太田姫稲荷大明神と奉唱したのが長禄元年(1457)のことである。太田姫稲荷と言うのは縁起となった太田姫の命のことで太田道灌の姫君のことではない。

三井住友海上駿河台ビル


向こうに見える屋上庭園は平日日中は一般公開されている。土日祝日は入れないので見ることができなかった。

ニコライ堂


ニコライ堂

開成学園発祥の地


明治四年佐野鼎共立学校を創立
明治二十八年東京府開成尋常中学校
明治三十四年私立東京開成中学校
大正十二年関東大震災により淡路町校舎焼失
大正十三年日暮里校舎を造営移転
この石碑のある淡路公園は関東大震災の復興公園事業として整備された。

耐震補強


棒を打ち込んで耐震補強を行っている。JR東日本は2012年から5年計画でおよそ3000億円を投じて耐震補強対策を行っており、その一環だそうだ。

中間地点パネル 昌平橋


ふるさと文化の散歩道を歩く計画はこのパネルを見つけたことから始まった。

柳森神社の富士講関係石碑群


柳森神社にもかつては富士塚があったとされるが、富士講そのものが廃れてしまい、塚は破却、石碑のみ残ったと言う。
タイトル画像は同じく柳森神社の力石群。

秋葉原公園


大パネルが設置されてゴールのような感じだが、地下鉄秋葉原のあたりまでがコースになっているので、そこまで進んでゴール。秋葉原公園は神田川と秋葉原貨物駅の間の運河の船溜まりだったところを埋め立て、公園を整備した。