駅ハイ 東海道五十三次神奈川宿 歴史の道散策

東神奈川駅スタート。
コースマップによると神奈川区は2017/10/1に区制90周年を迎え、様々な記念イベントを開催するとのこと。
神奈川区は横浜市が昭和二年に区制を敷いた最初の5つの区のひとつで、鶴見区、中区、保土ヶ谷区、磯子区とともに90周年を迎えることになる。

能満寺。
古義真言宗のお寺。正安元年(1299)に地元の漁師、内海新四郎光善が海から拾い上げたことが元になって寺が建てられた。
立派な山門が建ったなあ。2015/10に 駅ハイ 旧東海道神奈川宿と浦島伝説史跡名所めぐり で歩いたときはまだ山門はなく、金剛組の完成予想図が掲げられていた。

浄土真宗大谷派、良泉寺。
小机付近で開創したが徳川幕府から境内地を受け、現在地に移転してきた。開港当時に外国領事館に割り当てられるのを避けるため、本堂の屋根をはがして修理中と言って幕府の命令を断ったという。

本陣跡。滝の川を挟んで江戸側に神奈川本陣、反対側に青木本陣が置かれていた。

曹洞宗宗興寺。
ヘボン式ローマ字で有名なヘボン博士の施療所跡碑がある。

権現山(幸ヶ谷公園)から本覚寺方面を眺める。
当時の関東の支配者上杉氏の家臣上田蔵人が北条早雲側に付いて謀反を起こし、権現山に砦を築き、上杉朝良ら2万の軍と激突した。上杉氏の勝利に終わったが力は衰え、北条氏の関東支配につながった。
山は幕末から明治にかけて台場の埋め立てに使うなどで削られて低くなったという。

何が、見えるんだ。。。

青木橋。

大綱金刀比羅神社。天狗伝説がある。伝説の中身はわからない。

昭和31年3月竣功、上台橋。
昔は潮騒の聞こえる海辺の道だったが、切通しの道ができて上台橋が架かった。

高島山公園。
横浜の実業家、高島嘉右衛門がこの丘の上から埋め立てを指揮したということにちなんで高島山、埋立地を高島町と呼ぶようになった。

浄土宗三宝寺。天上界と下界を表す、、、わけではないよな。

曹洞宗本覚寺。
臨済宗で興された寺だったが、権現山の合戦で荒廃したものを陽廣和尚により曹洞宗で再興された。

外観がアイスアリーナっぽいというより横浜銀行っぽい。

高札場。
当時の高札場は今の神奈川警察署西側付近にあったらしいものを復元してここに設置。

熊野神社。
権現山にあったものが江戸中期に金蔵院境内に移り、神仏分離令で分かれた。

東神奈川駅に戻ってゴール。
神奈川宿があったとはいえ、なぜこんなに寺社集中地帯になっているんだろう?