駅ハイ 旧東海道神奈川宿と浦島伝説史跡名所めぐり

浦島町、亀住町、浦島丘、浦島小学校、浦島公園など浦島太郎伝説にちなむ名称の多い土地柄である。
タイトル画像は京急神奈川新町車庫。

神奈川駅スタート。
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蓮法寺。案内板の記載によると、竜宮城から戻ってきた太郎は色々あって神奈川の浜辺から亀に乗って龍宮へ戻り、帰ってくることはなかったそうな。
蓮法寺には横浜市地域有形民俗文化財、浦島太郎伝説関係資料として以下のものが登録されている。
●伝供養塔 三基
●顕彰歌碑 太田唯助作
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11月1日は計量記念日という神奈川県産業技術センター計量検定所の看板を見て、白幡跨線人道橋を渡ると横浜線の電車が止まっていた。
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浦島公園。亀デザインを推してくるでもなく、とくに浦島関係の遊具や置物は目に入らなかった。
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昭和39年4月 京浜急行電鉄株式会社建造
新町人道跨線橋 材質 SS41 日本鋼管株式会社
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笠のぎ稲荷神社。天慶年間(936~947)に稲荷山中腹に創祀され、元禄二年(1689)山麓に移り、社前を通行する者の笠が自然に脱げ落ちることから笠脱(かさぬぎ)稲荷大明神と称された。笠のぎ稲荷神社と改称され、明治二年に現在地に遷座した。「のぎ」の漢字はPCで出てこない。
気になるのは笠が脱げるとは何を意味するものだったのかということだ。
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歩道橋の架け替え工事。手前の階段部分は架設で、旧橋撤去後に反対側に緩やかなものが設けられる。架設は撤去し、階段と渡りの接続部分のサイズずれているところにエレベータが付く。旧橋は1968年3月建設省建造のプレートがあり、47年にわたって役割を果たしてきた。
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神奈川台場公園。神奈川台場の歴史案内板がある。台場は埋め立てられ、石垣が一部残るのみだ。この公園の下には西取渡り道(台場と陸地をつなぐ道)が埋まっている。2008年に発掘調査が行われた。
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宮前商店街と旧街道。
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甚行寺(フランス公使館跡)。
開港当時、土蔵造りだった本堂を改造してフランス公使館とした。関東大震災、横浜大空襲で失われたが昭和46年に鉄筋コンクリート造りで再建した。
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大綱金刀比羅神社。平安末期の創立で大天狗の伝説でも知られる。この天狗像は1本の木に彫り込まれている。
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神奈川台の関門跡。開港後に外国人襲撃に対する警備強化のため主要地点に関門や番所を設けた。
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高島山公園。鉄道用地の埋め立てに尽力した横浜の実業家、高島嘉右衛門がこの地に住んだことから高島山と呼ばれるようになった。
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本覚寺(アメリカ領事館跡)。
臨済宗の寺として鎌倉時代に創建とされるが戦国期の権現山合戦で荒廃し、天文元年(1532)に再興、曹洞宗に改めた。
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浄瀧寺(イギリス領事館跡)。
文応元年(1260)に妙湖尼という人が日蓮聖人と出会い、自分の庵を法華経の道場とした。
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神奈川の大井戸。
江戸初期には神奈川御殿に宿泊する将軍のお茶の水に使用されたと伝えられる。水量の増減によって翌日の天気を知ることができるといわれ、お天気井戸とも呼ばれた。今はフタで固定されて中は見えない。
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慶運寺(フランス領事館跡)。
室町時代に芝増上寺第三世音誉聖観によって開かれた。浦島太郎が竜宮城から持ち帰ったという観音像などが伝わっている。
以下、慶運寺所有の横浜市地域有形民俗文化財 浦島太郎伝説関係資料。
●本尊浦島観世音(旧観福寿寺蔵) 一躯
●浦島父子塔(旧観福寿寺旧在) 一基
●浦島寺碑(旧観福寿寺旧在) 一基
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成仏寺。
開港当時はアメリカ人宣教師の宿舎となっていた。ヘボン式ローマ字で知られ、日本最初の和英辞典を完成させたヘボンの宿舎でもあった。
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ミスターETC。
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